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天海祐希が心筋梗塞を発症。働き盛りの30代・40代の女性が気をつけたい生活習慣

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医療・病院

女性は心筋梗塞を発症しにくいのに、なぜ?

女優の天海祐希さんのようにスリムで健康に気を付けているような女性が心筋梗塞を発症し、話題となりました。心筋梗塞とは、心臓に血液を送る冠動脈が動脈硬化で狭くなっているときに、何らかのきっかけで血栓やコレステロールなどが飛んで血管が詰まり、心臓の筋肉が壊死してしまう病気です。

常識的には30~40歳代の健康な女性の場合には、血管拡張作用や抗動脈硬化作用のある女性ホルモンが充分に分泌されている時期のため、男性に比べて心筋梗塞にはなりにくいはずです。ではなぜ天海さんのような女性発症したのでしょうか?40歳代後半から更年期にさしかかり、閉経前後で気がつかない間に女性ホルモンが減ってきていたところに、仕事や家庭のストレスがかかって血管がけいれんして収縮し、詰まってしまったのではないかと考えられます。

働き盛りの30~40歳代の女性は水分不足に要注意

では、働き盛りの30~40歳代の女性が、生活習慣において気をつけなければならないことはどのようなものでしょうか?

本体、心筋梗塞には他の年代と比べて発症しにくいはずですが、この年代の女性に多く見られるのが極端な水分摂取の制限です。特に仕事をしている女性は、「顔や足などがむくみが気になる」「トイレに頻回に行きづらい」といった理由で、水分をあまり採っていない傾向にあります。これは血液が濃い状態になりやすく、血栓症を引き起こす可能性が高くなりますので、十分な水分摂取を心がけるのが肝要です。また、喫煙や睡眠不足、飲酒なども同様に血栓症を引き起こす可能性が高くなりますので、注意が必要です。

いずれにしても運動や食事など規則正しい生活習慣や定期的な健診などで普段から健康に留意しましょう。そうすれば、過度に心配する必要はないと思います。

予防医学のプロ

久保清景さん(医療法人社団 くぼクリニック)

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