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タバコをやめる3つの心理テクニック

カテゴリ:
美容・健康

「禁煙」ではなく「卒煙」。言葉が違えば心は変わる

タバコをやめるための3つの心理テクニック

JTが実施した「全国たばこ喫煙者率調査」によると、2013年5月時点における全国の喫煙率は20.9%となり、前年比で0.2ポイントのマイナスとなりました。タバコの値上がり、健康への悪影響など、さまざまな要因により、喫煙人口は減少に傾向にあるようです。しかし、「この流れに乗って禁煙しよう!」と決意しても、なかなかタバコをやめられない人も多いのではないでしょうか?今回は、タバコをやめるための3つの心理テクニックを紹介します。

まず、「禁煙」ではなく「卒煙」という言葉を使いましょう。「禁煙」と思ってしまうと、「禁止されている状態から早く解放されたい」というように無意識に心が働いてしまいます。人は禁止されると心身ともに疲れてしまい、長続きしません。一方、「卒煙」は、自らタバコをやめようとして、文字通りタバコを「卒業」するわけです。卒業はお別れです。拘束でも強制でもありません。求める結果は同じでも、言葉が違えば心の持ちようが自ずと変わってきます。

自分のためではなく、他の誰かのためにタバコをやめる

次に、自分のためではなく、他の誰かのためにタバコをやめようと意識してみてください。人の心理には「他の人のためになりたい」という欲望があります。タバコの健康被害は広く知られるように、自分の体だけではなく、受動喫煙により周りの人にも悪影響が及びます。例えば、幼い子どものいる家庭であれば、大切なわが子を受動喫煙によって傷つけているということに気づくことで、タバコをやめるための強い動機となるでしょう。また、「子どものいない所で吸っているから問題ないだろう」とはいっても、自分が健康被害を受けてガンにでもなれば、誰が子どもを育てていくのでしょうか?「自分の大切な人を守るためにやめる」という考え方がスムーズな卒煙につながります。

感情に流されずタバコをやめることのメリットを考える

最後に、タバコをやめることのメリットについて考えてみましょう。感情に意識が向くと「吸いたい」という気持ちがどうしても勝ってしまいます。心を落ち着けて、タバコをやめたときのことを想像し、メリットを挙げてみてください。タバコをやめることで、喫煙者に対する世間の目や肩身の狭さから開放されるかもしれません。タバコに消費していた分のお金が浮き、生活が楽になるかもしれません。また、将来的には健康への不安も軽減され、老後を楽しく暮らせるかもしれません。他にもメリットはあると思います。一時の感情に流されず、論理的にメリットを考えることで「タバコをやめた方が得」と自然と思えるようになれば、タバコを吸うことへの執着心が薄れていきます。

重度依存であれば禁煙外来などでの治療が必要となりますが、自分自身で徐々に意識を変えていくことでタバコはやめることができます。「タバコをやめられた」という成功体験は、大きな自信になります。そして自分に対する自信は、人生をさらに明るいものにしてくれるでしょう。

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

心理カウンセラー

宮本章太郎さん(京都カウンセリングラウンジ)

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