就活で文科系が体育会系に勝つには?

 | キャリアコンサルタント
角野 裕美

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就職活動において「体育会系有利」と言われるワケ

就活で文科系が体育会系に勝つには?今回は、巷に広まる「大学生の就職活動における体育会系有利説」について考察してみます。就職活動において、体育会に所属していたということは、時間・健康管理、学業との両立などに一定のハードルを持って自らに課し、それをこなす体力や辛抱強さ、精神力を身につけた学生、とのイメージを持たれます。先輩後輩というタテ社会の縮図の中、さらにはOBやOGといった社会人ともコミュニケーションを取り、挨拶がきとんと出来るという点も含め、就職活動に有利に働くことは否めない事実の一つとしてあります。

体育会系の学生は、取り組んできたことが誰にでも想像されやすく、それを根拠とした自分の能力を提示しやすい側面があります。事例としても「全国大会優勝」「大会新記録達成」などを挙げることができます。このわかりやすさが、体育会系有利説につながっているのかもしれません。

個別具体的な経験からアピールポイントを導き、わかりやすく伝える

では、文科系の人には、このような力が全くないのでしょうか?そんなことはありません。しかし、体育会系と比べ、能力などが伝わりにくい傾向にあります。文科系の学生には、それぞれが取り組んできたこと、学業はもとより、文科系クラブやサークル、アルバイト、ボランティアなどををわかりやすく伝えるための工夫が必要です。自分自身を見つめ直し、体育会系の学生と同じように明確な経験談を挙げた上で、自分の能力を示していかなければなりません。そのためには、「自分史」を作成するのが良いでしょう。あなたの個別具体的な経験を書き出すことで、アピールポイントを導き出すことができます。

「学生時代に何をしたのか」よりも「入社後、活躍できるかどうか」

そして、大切なのは、企業側が求める採用像をきちんと押さえた上で、就職活動に臨むことです。経済産業省の「社会人基礎力に関する調査」によると、企業が採用で重視する項目は「人柄/その企業への熱意/今後の可能性」。一方、学生側が重視されたい項目としては「アルバイト経験/所属クラブ・サークル/趣味・特技」となっており、企業と学生の間でズレが生じていることがわかります。企業が求めるのは「学生時代に何をしたのか」よりも「入社後、活躍できるかどうか」なのです。

単に学生時代の実績だけを話すのではなく、これまでの経験から「何を学び、どんな能力・思考が自分にあるとわかったのか」ということに重点をおいて述べることが必要となります。また、「企業研究」を怠らず、その企業に貢献できることは何か?ということも踏まえ、活動していくと良いでしょう。

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