教育費の捻出、家計の節約はもう限界?

 | ファイナンシャルプランナー
小川 和哉

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子ども2人世帯の年収に占める教育費負担が40%超え

教育費の捻出、家計の節約はもう限界?日本政策金融公庫が発表した平成25年度の統計によると、子ども2人世帯の年収に占める教育費負担が40%を超えたそうです。これは過去7年で最高となっており、高止まりする教育費用と世帯年収の減少が原因のようです。

また、同調査によると教育費の捻出方法として、「奨学金を受けている」(59.9%)が、昨年度最多の「教育費以外の支出を削っている(節約)」(56.3%)を超えて最多となったとも発表されています。これはつまり、節約が限界のために奨学金を利用した人が増えたということでしょうか?

まだまだ節約できるかも。通信費や生命保険

しかし、本当にもう節約は限界なのでしょうか?外食の回数を減らしたり、電球をLED化したり、厚着をして暖房を我慢したりと、もう既に十分しているかと思いますが、視点を変えれば、できることはまだあるかもしれません。

例えば通信費。自宅にインターネット接続可能な環境があれば、携帯電話やスマホのデータ通信プランを格安SIMに変更する方法もあります。外出先での使用を控えなければならない場合もありますが、毎月の費用は抑えることができます。

あとは、生命保険です。必要最低限の保障内容に変更するのは当然ですが、死亡保障を一生涯保障にしている場合は、保障期間を10年や15年などと短くすると、保障額を下げなくても保険料を抑えることができることがあります。更新時に保険料が上がったり、健康状態によっては更新できない可能性も出てしまいますが、目先の教育費の確保が最優先であれば検討の余地はあります。

子どもの将来にツケを回さぬよう、デメリットも考慮して捻出を

また、一部の人には住宅ローンの変更も検討すべきでしょう。住宅ローンは35年まで組めますので(フラット50を除く)、マイホーム購入時に20年の住宅ローンを組んだ人であれば、原則あと15年までは延ばせる可能性があります(一部金融機関では、経過年数にかかわらず最長35年で借り換えができるところもあります)。現状のまま金融機関に打診して延長してもらう他に、他の金融機関に借り換えをして期間を延ばす方法があります(ただし、収入や年齢などの条件によっては延長ができないことがあります)

生命保険と住宅ローンの見直しに関しては、支払総額という点からはデメリットになるケースもあります。しかし、目先の教育費の捻出のためには背に腹は変えられません。奨学金を利用するという選択肢が悪いわけではありませんが、子どもの将来にツケを回すことになりますので、今できる対策があれば先に講じていただいたほうが良いでしょう。

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