PC初心者向けXPサポート終了対策

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2014年4月9日をもってWindowsXPのサポート終了

2001年に販売されたWindowsXPですが、いよいよ2014年4月9日をもってマイクロソフトによるサポートが終了します。よく質問を受けますが、この日を境にWindowsXPのマシンが突然壊れたり、使えなくなったりしてしまうということではありません。マイクロソフトは、発売から一定期間は定期的にパソコンの更新をインターネットなどを経由して実施しておりますが、今回のサポート終了というのは、このパソコンの更新が終了してしまうということです。

パソコンの更新（アップデート）では、「Windowsの不具合の修正」や「新しい機能の追加」などを行い、パソコン内を最新にしておくことで、ウィルスの侵入や不正アクセスなどの脅威からパソコンを守ることができます。

今回のサポート終了に伴って、上記のような脅威からパソコンを守ることができなくなってきてしまい、「ウィルスに感染しやすくなる」「パソコン内のデータが不正アクセスによって抜き取られてしまう」ということが起こりやすくなってしまします。また、「修理が必要な場合にも受付してもらえなくなる」「新しく出るプリンタなどの周辺機器や、パソコンソフトなどが、対応していなくて使えない」など、インターネットにつないでいなくとも困ることが出てきてしまいます。

バージョンアップや買い替えの際は、データの保管に要注意

それを防ぐためには、WindowsXPをバージョンアップして、WindowsVistaやWindows7、Windows8に変更するか、新しいパソコンを購入していただく必要があります。ただし、Windowsを最新にバージョンアップしたとしても、パソコン本体の能力（スペック）はWindowsXP当時のものであり、正常に動かなかったり、動作が鈍くなったりする可能性があるので、一番のオススメはパソコンの買い替えです。

WindowsXPからバージョンアップやパソコンの買い替えを行う際に注意しておいてほしいことは、パソコン内のデータの管理です。WindowsXPのパソコンで使用していたデータや、保管している写真などは、パソコンが変わっても、Windowsをバージョンアップしても、そのまま使用できます。ただし、新しい環境でデータを使用するためには、移動しなければなりません。そのためにも、事前にWindowsXPのパソコンから必要なデータを抜き出しておきましょう。データを抜き出すのには、USBメモリやCD-Rなどを使って保管しておくほかに、OneDriveやGoogleDrive、Yahoo!ボックスなどを利用すれば、一時的にデータの保管ができます。

また、今回のサポート終了は、WindowsXPだけでなく、Office2003やInternetExplorer6なども対象となりますので、注意してください。