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就活ママのスーツ着こなし術

きちんとした印象を与える黒のスーツは面接時の定番

就活ママのスーツ着こなし術

「マザーズハローワーク横浜」が、働くママを支援するために就職面接時のスーツを貸し出していますが、このサービスが県内の全てのハローワークに広がりました。これは、働くママにはありがたい素敵なサービスだと思います。

私もときどき、「面接に行くときの服をどうしたらいいか」と相談を受けます。子育てなどで仕事を離れていた人が、社会復帰を考える際にまず困るのが「仕事に行くときの服を持っていない」「まして、スーツは何年も着ていない」といったこと。社会復帰の第一歩として、面接に行くときや履歴書の写真を撮る際の「装い」は大切です。「きちんとした印象」を伝える意味では、黒のスーツは定番といえるでしょう。

スーツに合わせるアイテムで、与える印象を操作

ただ、「自分の印象を良く魅せる」という意味では、人によっては「黒」という色が顔色を悪くみせたり、固い印象を与えたりする場合もあります。そんなときは、合わせるシャツを綿シャツのようなパリっとしたものにして「はつらつさ」を演出したり、シフォンのような柔らかな素材のブラウスで印象を和らげたりしましょう。シャツの素材やデザインを変えるだけでも印象は変わります。

印象は、言葉では伝えきれないものを伝えることができるコミュニケーション手段のひとつです(ノンバーバルコミュニケーション)。「ノンバーバルコミュニケーション」とは、言葉以外の「視覚」「姿勢(心・身体・行動)」「表情」「装い方」などで伝える方法のことをいいます。最近では、これまで男性の業界と思われていた職場でも、女性が活躍している姿が見られるようになりました。そんな業界には、スカートよりもパンツスタイルのほうが活動的で、しっかりとした印象を与えることができるかもしれません。「きちんとしたスーツを着る」ということだけでなく、印象を考えて合わせるアイテムを変える工夫もしてみましょう。

こういった行政のサービスは、どんどん広がっていってほしいですが、スーツの色を選べるなど、貸し出しの選択肢がもう少し豊富になると、就活ママ・採用企業の双方にとって、さらに良くなるのではないでしょうか。

斉藤典子

魅力の総合演出家ビジュアルブランディングプロデューサー

イメージコンサルタント

斉藤典子さん(Atelier Lumiere)

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