「やりたいことがわからない」自己分析のポイント

 | キャリアコンサルタント
角野 裕美

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自己理解は、キャリア形成の出発点

「やりたいことがわからない」自己分析のポイント就職活動を始めたばかりの学生が最初にぶつかる壁。それが「やりたいことがわからない」ということではないでしょうか。巷には、自己分析やエントリーシート対策などが溢れています。自己分析は「自分を見つめる」というところから始めていくと良いでしょう。自己理解は、キャリア形成の出発点となるからです。

その際にポイントとなるのが次の3点。
(1)興味・関心:自分は何に向いているのか
(2)能力:自分に何ができるのか(例えば資格や特技)
(3)価値観:これからの人生で特に何を大切にしたいのか

これらを軸に捉えていくと良いでしょう。

「自分史」を作成し「学んだこと」を言葉に変換

次に、具体的な自身の「体験・エピソード」を挙げて、自分自身の振り返りをします。いわゆる「自分史」作成を行うのです。特に自己形成に関連したであろう中学から高校、大学時代の個別具体的な事例を挙げていきます。それら各体験毎に「学んだこと」「成長したと思うこと」「失敗したが、その後どう取り組んだのか」などを言葉にして表します。これは、自分自身のみならず、あなたのことを知らない第三者、特に就職活動では面接官に言葉で明確に伝えるためです。この言葉への変換作業が、アピールポイント作成にもつながります。言葉にする際、一貫性があるとより良いでしょう。

同時に、様々な職業のことを調べていきます。職業を知ることで、どれが自分と合っているのか、徐々に具体的なマッチングができてきます。インターネットの就職活動関連のページはもとより、本、四季報、新聞、ニュース、テレビ・ラジオ、実際に働いている人からの伝聞、OB・OG訪問など、現代では、情報入手には事欠かないでしょう。

多くの社会人は、外的な要因に晒されながらキャリアを築く

ただ、自己分析をし過ぎること、つまり、過剰に追い求めないようにしましょう。なぜなら、多くの社会人は、仕事を進めていく中で、自身の適性や適職を見つけるものだからです。外的な要因(例えば人事異動や社会情勢の変化、資格取得や研修等)に常に晒されながら変わっていきます。

もちろん就職活動中にも、良い変化が生まれます。それは、今までになかった「キャリアを見つめる機会」に出会うためです。自己分析にこだわり過ぎず、変化を恐れず、常にキャリアデザインに取り組んでいくことを、社会人になってからも忘れずにいてもらいたいと思います。

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