モンスター予備軍の「自分大好き」な人たちの実態とは?

 | 心理カウンセラー
青柳 雅也

この記事を読むのに必要な時間の目安: 約 1 分

ナルシシズム化が進む大人たち

死刑回避が目標?賛否集まる「死刑弁護の手引」の是非皆さんは、自分のことが好きですか?自分に対する肯定感が低いと、自分のことを責めてしまったりして、何かとストレスを溜めてしまいやすくなってしまいます。

精神分析学者エーリッヒ・フロムも、自分を愛せないものは、他者を正しく愛することはできないといいます。
ここまでの話でいくと、自分大好き人間は肯定的な存在のように聞こえます。
ところが、最近多く報道やメディアで耳にする「モンスター〇〇」という人たちのほとんどが、実は自分大好き人間なのです。

なぜなら、モンスター○○と自分大好き人間はそれぞれ共通に、「自己愛」+「稚拙さ」を心に装備した人間であるからです。
社会的に、大人になるまでに教えられるのは、試験に出るような問題を解くことだけです。

宗教が強く根付かない日本は、良い面も多くありますが、道徳心というものや哲学を学ぶ機会はそうそうありません。
点数を採る勉強を強要され、20歳になれば成人なのです。
心は本当に大人なのでしょうか?

蔓延するナルシシズム

「あなたは心が大人だと思いますか?」「なぜそう思いますか?」というふうに問われた皆さんは、何と答えますか?
なかなか考えることのないことですよね。

「モンスター〇〇」の人たちが持つのは強い劣等感です。
自分と他者と比べ、上だ下だという世界に生きているので、何とか自分を上に持っていこうとするわけです。

□SNSで、幸せそうにしている人を見ると、対抗して自分も幸せアピール投稿する
□持ち物はブランド品で揃えないと落ち着かないし、他の人の持ち物が気になる
□客という立場に立ったとき、提供側のミスや気に入らないところに激怒する
□いつも自虐ネタばかりで、「そんなことないよ。」と言われたい
□議論の内容ではなく、とにかく相手に謝らせたい
□自分の地位や会社名、持っているものや、過去の栄光をやたらと自慢する
□自分を否定する人は排除する

これらのような行動は、自分の劣等感を埋めようとする行動や態度です。ナルシシズム、すなわち「自己愛」「自己陶酔」です。

人間としての成熟が求められる時代

インターネットが発達したことにより、今では何か調べ物をするときでもキーワードをネット上に入れて調べるだけで知ることが出来ますし、コミュニケーションですらLINEやSNSなどを通じれば、十分に行うことが出来ている気になっています。
便利さが進むことで危険性があふれているように思います。

そのような時代だからこそ、がむしゃらに働いたり、ただ良い点数を採るだけの教育の世界から、「心の成熟」「愛」「絆」が求められる時代になったのではないでしょうか?

エーリッヒ・フロムは、「配慮」「責任」「尊敬」「理解」があってこそ、生産的な愛であるといいます。
そして、〇〇されたい!と、人は受け身である限り”不満”はつきものです。
自分が人として豊かになることで周りに貢献できることを何歳になっても心がけることが大切です。

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