葬祭サービスは今後どのようなものが流行っていくか?

 | 終活・葬祭プロデューサー
鈴木 優治

この記事を読むのに必要な時間の目安: 約 1 分

世の中の多様化を受け、さまざまな葬祭サービスが登場

日本ではこれからますます高齢化が加速していくことが想定され、高齢者に向けたサービスもいろいろ開発されています。
そのような中、葬祭サービスも世の中のニーズが多様化することを受けてさまざまなものが提供されてきています。
今後の葬祭サービスで流行ってきそうなものを4つ上げて見たいと思います。

1、 遺体安置サービスの多様化

最近「遺体ホテル」と言うような言葉が出現してきています。
これは、ご遺体を火葬の時まで一時的に預かって頂く施設で、この中には、近親者も宿泊をしてご遺体とゆっくりお別れをする施設もあります。
これは、最近の火葬の順番待ちにも関係していて、今後更に増えてくると考えられます。

また、葬儀を行わない火葬式と呼ばれる葬祭サービスの増加により、ご遺体とゆっくり対面するスペースを提供するサービスも出現しています。
この背景は、自宅にご遺体を安置するスペースが無い事、また集合住宅にご遺体を持ち込めない事と関連しています。

2、改葬や墓じまいが多くなる

高齢になっておひとり様が増えだしてきました。
ここで考えないといけないのが、墓の整理としての改葬や墓じまい。地方にあるご先祖様の墓をどのように纏めて行くのか?大きな問題です。
そのままにしておけば、荒れてしまうので、何とか纏めて近くに持ってきたい・・・どうしようか?

改葬は手続きが煩雑なので、体力があるうちにやらないといけません。
これもトレンドになってくると思います。
また、景気が悪くなってくると、今までの墓と言う供養スタイルにこだわらない方々も増えてくるように思います。
その理由は、墓の為に数十万円から数百万円を払う意味が見いだせないからだと思います。

3、葬祭における寺院僧侶の役割を問われる機会が増える

先日アマゾンの僧侶の派遣サービスが問題になっていましたが、寺院僧侶の役割は何かが問われてくると思います。(これは大きくは、お墓の問題とも絡んできます)
その理由は、従来の寺院サイドからは、「戒名や読経に対する費用はお気持ちで」。
消費者からは、サービスの費用はいくらが適当なのか?判断材料が無いと困る。

個人的な感想ですが、寺院サイドが葬祭や供養の意味をしっかりと説いて、それらの役割を説明し、その上ではっきりと料金を明示するのが良いと思います。
価格が提示されていれば、全ては丸く収まるように思いますが如何でしょうか?

4、飼育動物の地位が向上し、人間と対等なパートナーへ

現在日本においては約1900万匹の犬猫のペットが飼育されています。
これらの約4割程度がシニアと呼ばれる高齢の年齢に差し掛かっています。

今まで犬猫は、ペットとして扱われてきましたが、これらがパートナーと認識され、今まで以上に大切に扱われていく事になってきています。
その流れを受けて、最近は、ペットの為に資産を残す方も多くなってきました。
自分が亡くなっても、ペットが困らないように飼育先や飼育費用を十分に用意するかたも多くなっています。
またシニアの犬猫の為の食事、病院、ホスピスなどが更に増えてくるでしょう。
そしてペットと一緒に入れるお墓なども更に開発が進んで行くと思います。

終活と言う言葉が流行ってから既に何年も経っていますが、ある会社の調査によると終活の準備を全くしていない方が約7割いるそうです。
人の死亡率は100%、若くても、年を取っていても、近いうちに自分の最期を意識してみる事は大切なのではないでしょうか?
でも怖くて、自分の最期を考えるには少し勇気が要りますね。

今後葬祭のスタイルはまだまだ変化していくものと考えます。

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