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あと少し...気付いたら30分経過 スマホ依存で起こる問題 原因と対策は?

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海外でもスマホ依存への問題に注目が集まる

海外でもスマホ依存の問題には注目が集まっており、スマホ依存症を断ち切るためのツール「NoPhone」がクラウドファンディング資金調達に成功し販売が実現したということが話題になりました。この商品、実は単なるプラスティック製の板。電話機能はもちろんバッテリーや液晶画面もないプラスティック板。
冗談のようで冗談では済まされない社会問題が起こっているのでしょう。

スマホ依存で起きている問題

スマホ依存では、日常生活への悪影響が心配されています。
首筋、肩、背中、腕にかけての痛みやしびれ、疲れ目、睡眠障害など身体的影響。鬱や昼夜逆転など精神的影響。

やるべき事ができなくなるといった仕事や学校生活への影響。歩きスマホ、運転スマホによる事故の誘発など多くの問題を抱えています。

スマホ依存は止めようと思ってもやめられない

原因は自己コントロール能力の欠如なのでしょうか?
会話中、授業中、仕事中、食事中、トイレ・お風呂・布団の中、運転中、駅のホームを歩いていても止められない。
思い当たることはありませんか?

「もう止めよう」と思っても「あと少し...」が気付いたら30分経っていた。
そんなことも少なくないかもしれません。
「この勉強が終わるまでスマホを触らない」と決めていたはずがSNSの写真を眺めていたという人もいるかもしれません。

自分でコントロールができなくなっているのです。
依存症とはそういう怖さを持っています。
そして禁止されると強い反抗や偽り・隠蔽などの反応が現れることもあります。
アルコール、薬物、ニコチンなど他にも依存症は存在しますが、スマホ依存はプログラミングで設計されているという特徴があります。

SNSやゲームアプリは依存させる仕掛けが施されている

SNSやゲームアプリの開発には滞在時間を増加させるような設計思想があると思われます。
そして一度退出したユーザーを復帰させるための仕掛けにも工夫を施しています。
アプリから抜け出せないようにする仕組み作りです。

人気のあるスマホアプリはその設計が優れているということです。
スマホ依存になってしまう人は自己コントロール能力のない弱い人というわけではありません。

スマホはいつでも持ち歩くことができます。
ながら作業も簡単にできてしまいます。
それが問題を増幅させているといえます。

以前なら物理的に抜け出す機会があったけど、いつでも持ち歩けるスマホの登場により抜け出せないでいるのです。
スマホの中だけではなく危険はどこにでも存在します。
ネットへの滞在時間が増えることで危険に遭遇する機会が増えてしまうのです。

高校生のスマホ所有率は90%超

小中学生のスマホ所有率が年々増えています。
高校生のスマホ所有率は90%を超えているといいます。
スマホから抜け出せる時間は授業中だけという子どもたちの現状が心配です。
また早期の体験者ほど克服が困難になるのが依存症の怖さでもあります。

そんな中、総務省は2020年までに全国の小・中・高校に無線LANを導入する方針を公表しました。
文部科学省もデジタル教科書の導入を提案しています。

スマホやタブレットを柔軟に使いこなす子どもたちへの授業を学校側はコントロールできると考えているのでしょうか?
容易ではないことが想像できます。
授業をコントロールできなかった場合、傷つくのは誰なのでしょうか?

依存症に陥らない方法は「手を出さない」「手を出させない」こと。それを思い出していただきたいです。

手仕事を魅せるブランディング発信のプロ

畑本伸一さん(畑本経営者支援事務所)

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