子どもが高校を中退した時、親がやるべきこと3つ

 | ファイナンシャルプランナー(FP)
久保 逸郎

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子どもの高校中退に対し親がどのように対応するかが重要

高校生意識調査から読み解く近年の高齢化問題せっかく入学した高校を子どもが中退してしまったら、親としてその子どもの将来のことが大変心配になりますよね。
しかし、表現するかしないかはともかく、一番不安を感じているのは子ども自身です。
その時に親がどのように対応するかで子どもの気持ちが前向きになったり、心を閉ざしてしまったり、さまざまな結果につながってしまうものです。

私自身も高校中退を経験しました。
当時は高校中退者に対する情報もほとんどない中、暗中模索しながら大学に入学することが出来ましたし、社会人になってからも転職や起業などさまざまな経験をしてきました。
高校中退の経験者である私が、少しでもその境遇で悩まれている方のお役に立てればと思い、今回執筆いたしました。

子どもが高校を辞めた時、親がやるべきことを3つ紹介したいと思います。

1、あきらめる必要がないことを伝える

最も大切なことは高校を辞めたとしても将来の可能性を失うことはないので、そのことをきちんと子どもに伝えるということです。
高校を中退して唯一失う可能性といえば、高校の推薦をもらって大学等に進学することができないくらいではないでしょうか。

それだって高校卒業程度認定試験に合格すれば、一般の高校生と同じように大学等を受験することができますから、十分に挽回できる範囲です。
私自身は大学入学資格検定(現在の高校卒業程度認定試験)を取得して大学に進学しましたが、推薦入試の道がなかっただけで、あとは一般入試なので他の受験生とのハンデは感じませんでした。

同じ大検出身の知人の中には、現役で東京大学に合格した者もいましたし、フリーターの時期を経てから一念発起して勉強して医者になった者もいます。
たとえ高校を辞めてもあらゆる可能性が残されているので、将来の可能性について全くあきらめる必要がないことを伝えましょう。

2、さまざまな選択肢を教える

今の時代は有名大学を出て、立派な会社に入れば人生安泰というわけではありません。
会社に入ったとしても終身雇用は完全に崩れていますし、会社が突然外資に買収されたり、リストラや倒産などに遭遇することもめずらしくありません。
このような将来が不透明な社会で大切になるのは、自分自身がどのような生き方をしたいのか、そして何がやりたくて何ができるのかというキャリアの思考です。
立派な会社に入ることよりも、このキャリアの思考のほうがずっと大切なことです。

日頃から社会の出来事などに対して敏感であったり、感性が豊かな子どものほうが、むしろ将来について悩んでしまって高校を辞めてしまうことがめずらしくありません。
また、いまだに立派な会社に入れば幸せになれると思い込んでしまっている、親との価値観の違いに悩んでいる子どもも多いものです。

年々ライフスタイルや働き方が多様化していっているので、親のほうが30年前の古い価値観を持っていることを意識して子どもに接するといいですし、柔軟に考えながらさまざまな人生の選択肢を教えてあげていただきたいものです。

3、周囲の環境を変えてみる

例えば禁煙を始めようとする時、転勤や転職など環境が変わる機会に始めると成功する確率が高くなるといいます。
それだけ人間は周囲の環境に流されやすい生き物なので、何か大きく変えたい時には環境そのものを変えると、それが大きなキッカケになるかもしれません。

私自身も19歳の時に「このままではいけない」という思いから、父親に頼み込んでそれまで育った地元を離れ、大阪で一人暮らしを始めたことが大きな転機になりました。
地元の友人達と離れたことで、勉強に集中しやすい環境になったからです。

もちろん良い方向に進むとは限りませんし、家庭の経済的問題などもあると思いますが、とくに周囲の環境が高校を辞めた原因になっているような場合は、思い切ってその環境を変えてあげることも視野に入れるといいと思います。

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