人工知能やロボットに仕事を奪われる未来が現実になる日は近い!?

 | 社会保険労務士
大竹 光明

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人工知能(AI)とロボットの進化

劣悪な環境下に置かれる外国人技能実習生の厳しい現実技術革新に伴い、人工知能(AI)やロボットの進化が加速しています。
今年の3月には、人類が生み出したゲームの中で最も複雑だと言われている“囲碁”で、アメリカのグーグルが開発したAI「AlpaGo(アルファ碁)」が、韓国の囲碁名人に圧勝したことがニュースでも取り上げられました。
“AIがトップ囲碁名人に勝てるのは10年先”という囲碁関係者の予想を大幅に裏切った形だそうで、AIの技術躍進スピードが加速していることを裏付けました。

ロボットに関しても、製造業での活用に留まらず、介護現場の力仕事に耐えうるような人間の代わりに仕事の一部を担うロボットが次々と開発されており、故手塚治虫さんが描いた“鉄腕アトム”の世界も、それほど遠くなくなったのかもしれません。

労働力人口減少の救世主となるか?

 みなさまご存知の通り、現在日本は急激な少子高齢化に伴い労働力人口が年々減少しています。
女性・高齢者の活用や外国人労働者の受け入れも今後ますます必要になってくると思われますが、AIやロボットの活用も選択肢の一つとなるでしょう。

では、AIやロボットがどの程度まで労働力をカバーできるのでしょう。
野村総合研究所の試算によると、日本の労働人口の49%はAIで代替可能だと言います。
2030年には、労働力人口が現在の6,598万人より800万人近く減少するとされており、労働力人口の穴埋めとして機能していくことは確かでしょう。

上手く対応しないと就業人口減少??

 このように日本の労働の担い手としての期待が高まるAIやロボットですが、適切に対応していかなければ就業人口が減少するという少しショッキングな試算が経済産業省より発表されました。

その試算によれば、今後AI化やロボット化に何も対応しなければ、2030年度に国内雇用が735万人も減少してしまうそうです。
AIやロボットで代用することが難しい、高度なコンサルティングや営業・販売職の雇用は今より増加しますが、逆に製品組立・梱包などの労働やスーパーのレジ係のような仕事は進化するAIやロボットに取って代わられ雇用が減少するとされています。

 では、AI・ロボットを活用し、かつ、人間の就業を維持確保していくために必要なことはどんなことでしょう。
それは、人間にしか出来ない仕事(創造的な仕事)を、今後いかに増加させて新しい価値を生み出していくかです。
そして、AI・ロボットに任せられる仕事はAI・ロボットに任せ、限りある人材を有効活用できる仕事へ上手くシフトしていけるかも鍵となってきます。そのためには、次の世代を担う人材の教育が欠かせません。

 AIやロボットを上手く操る側にまわれるかどうかは、今からの準備が大切だと言えるでしょう。

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