怒りやイライラの感情はそのメカニズムを知る事でコントロールできる!?

 | 日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーターTM
浪越 あゆみ

この記事を読むのに必要な時間の目安: 約 1 分

怒りに対して間違った対処をすると後悔や自己嫌悪などにつながる

怒った後で後悔したことはありませんか?
逆に怒らなかった事で、後で後悔した事はありませんか?
怒った後で脱力感に襲われたことはありませんか?
最近怒り過ぎている自分が嫌になる時はありませんか?

これらは、怒りについて間違った対処法をしているからです。
最近、自分のイライラを何処にぶつけていいのか分からず、自分より弱い立場の人へ怒りをぶつけた結果、いじめや傷害など様々なトラブルに発展したという話を耳にする事が増えてきたように感じます。

今日は、アンガーマネジメントの観点からこの怒りについて考えていきたいと思います。
アンガーマネジメントとは、簡単に言うと、自分の怒りやイライラと上手に付き合えるようになること。
つまり、本当に怒る必要のある事にだけ怒るようになり、怒る必要のないものには最初から怒らないようになるようコントロールすることを言います。

怒りの感情というのは突然出てくるわけではない

まず初めに、怒りが一体どこから生まれてくるのかを考えていきます。
怒りやイライラは、突発的に出てくると思いますか?
いえ、怒りは突然出てくるものではありません。

まずは、1個のコップを思い浮かべてください。
このコップは私たちの心の中にあり、コップの中にはマイナスの感情がたまっていると想像してください。
マイナスの感情とは、私達の生活の中で感じる「悲しさ・虚しさ・辛さ・寂しさ」などを指し、これらの感情のことを第一次感情と言います。
つまり、コップの中にマイナスの感情がたまるというのは、この第一次感情が溜まっていくという訳です。
このコップの中身が溜まっていく過程では、怒りとして表に出る事はありません。
問題なのは、このコップの第一次感情がいっぱいになり、溢れ出た時です。
溢れ出る時には、一気に第一感情が外に噴火するイメージです。
噴火した時に、怒りとして表に出るという訳です。

怒りに達するコップの大きさは人によって異なる

そして、このコップの大きさは人によって様々です。
小さいコップを持っている人は、直ぐに第一次感情がいっぱいになり溢れ、怒りが頻繁に噴火します。(小規模噴火)
つまり、小さいコップを持っている方は頻繁にイライラしたり怒りやすい人です。

反対に大きいコップを持っている人は、第一次感情を沢山溜める事が出来るので、普段はイライラしたり怒る事がほとんどありません。
しかし、コップの中には確実に第一次感情が少しずつ溜まり、ある日いっぱいになった時、今まで溜めていた第一次感情が一気に大噴火し、大きな怒りとして表に出るという訳です。
普段ほとんど怒ったことがなく温和と思われていた人が怒りの感情を表す時、半端でない怒り方をするというのはこのメカニズムなのです。

第一次感情が常にコップに沢山溜まっていると、ちょっとした出来事で大きな怒りを表に出してしまい、自分の身近な存在の人にあたってしまったり、後で後悔してしまったり、たった1度の怒りで人間関係が壊れてしまったりするのです。

怒りのメカニズムを知り、怒りの感情をコントロールすることが可能に

このような事にならない為には、心のコップの第一次感情が溜まり始めたと自分自身で自覚したり、パートナーや子供の様子を見て、心のコップの量に気付いてあげることが大切です。
もし、コップから溢れそうだと実感した際は、第一次感情の整理が求められます。
自分の中に溜まっている第一次感情は何か。
子供のコップに溜まっている第一次感情は何か?
なぜ、この人はこんなにもイライラしているのだろうか?
この人のコップの中はどんな第一次感情が溜まっているのか見てあげる事もできます。

心のコップの量を自分でコントロールし、第一次感情の整理が出来るようになると、社会から怒りの連鎖を断ち切る事も出来るようになりますし、無駄な怒りによるストレスから解放されます。

自分の心のコップの大きさと、第一次感情の溜まり具合を自分で意識する事で、無駄な怒りを抑える事が出来ます。
最近、怒りについて悩みを抱えている方は、まずは、自分の怒りの元となるものを探してみませんか?
そして、周りの大切な人のコップの中にも目を向けてみませんか?
怒りのメカニズムを知る事で、周りの人の怒りもコントロールしてあげることが出来ます。
無駄な怒りによるストレスから解放されましょう。

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