著名な経営者が8時間睡眠を推奨!理想の睡眠時間は?

 | 快眠探求家
荒井 信彦

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著名な経営者が8時間睡眠を推奨

最近、世界的に著名な経営者が8時間睡眠を主張しています。
これは数年前から起きている短眠ブームの反作用としてのアンチ派の提唱といった側面もあると思われます。
ヒトは何時間眠ったら良いのか。
これは睡眠において最も注目度が高い、そして、興味あるテーマです。

8時間が最もいいという裏に根拠はあるのでしょうか?
私は特にないと考えます。
その経営者がいろいろ試したら8時間がもっともパフォーマンスが良かったということでしょう。
一日は24時間ですから「人生の1/3は寝て暮らす」という昔のコピーに戻ったというか、元の鞘に収まったという感があります。
しかし、8時間に限らず睡眠はしっかりとった方がパフォーマンス向上に繋がるのは間違いないことです。

睡眠で体が回復するメカニズム

睡眠の役割である「蘇生」は「肉体疲労の回復(肉体疲労物質の除去や壊れた細胞の修復など)」と「脳の休息(脳の疲労の回復による記憶の定着や整理)」の2つの大きな目的があります。
この睡眠の2つの役割は、レム睡眠時に行うものとノンレム睡眠時に行うものがあります。

ある検証では肉体の疲労物質の排除にはおよそ4.5時間、脳の記憶の定着や休息にはおよそ2.5時間が必要と言われています。

脳の休息はノンレム睡眠となりますので、2.5時間くらいあればいいということになりますが、ノンレム睡眠が深くなれば、成長ホルモンの分泌も大量に行われるので免疫力の向上に繋がります。
実はショートスリープの主張は、睡眠はこの必要時間2.5時間で充分というのが根拠になっているようです。

では肉体疲労はどうでしょうか。
肉体疲労は眠らなくても休息という形でも解消はできます。
眠ってなくても静かに横になっていれば疲労回復の目的は果たせるといことです。

ヒトは朝光を浴びて体内時計がリセットされるとその約17時間後に眠気を起こすメラトニンというホルモンが分泌され始めます。
一日24時間-17時間=7時間ですから、単純にヒトが動物として自然に任せてしっかり睡眠をとるのであれば7時間で充分と考えられますので、+1時間余分に眠ることで睡眠状態が悪かった時の保険を掛ける意味で8時間睡眠は理屈にあいます。

つまり、8時間というのは8時間すべて眠っても、8時間の休息の中で2.5~3時間眠れば目的は本来の睡眠の役割は果たせる事になるのです。

眠れなくても横になり休息をとるだけで睡眠効果は得られる

眠れなかったらベッドから起きて、別の部屋で眠気が来るまで待っているというのが一般的に言われていることですが、これは眠れない恐怖心を持つような場合に有効なことで、眠れない時でもアイマスクや耳栓などをして外部からの情報をカットしながら横になって休息していることは最低限の睡眠の役割を得るためには有効だと考えられます。

そうした休息の中で仮に一晩中眠れなかったとしても、1/2の時間は脳が休息をとっているとも言われているので、8時間睡眠というより8時間休息と考えた方がいいと私は考えます。
まだこういった検証もされてないかと思いますので、あくまで私の個人的考えですが。

いずれにせよ、名だたる経営者がしっかり眠る事を提唱していることは良いことです。
しかし、経営者はある意味しっかり眠ろうと思えばどれだけでも時間は作れます。
しかし果たして現場の従業員はできるのでしょうか?
睡眠を犠牲にして仕事をさせて会社を成長させてきたのは、今8時間睡眠を今提唱している経営者たちであることも忘れてはいけないと思います。

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